メニュー
← コラム一覧へ戻る
🗓 公開日: 2026-02-18loan
#住宅ローン#マイホーム#固定金利#変動金利#返済シミュレーション

【実際に計算できる】住宅ローンの基本を解説!金利・返済額・借り入れ上限の正しい考え方

住宅ローンを検討している友人から相談を受けるたびに、必ず言うことがあります。「銀行が貸してくれる上限まで借りてはいけない」。当たり前のことのように聞こえますが、マイホームを買う興奮状態で冷静な判断ができなくなる人は少なくありません。

変動金利 vs 固定金利:自分に合う選択は?

住宅ローン選びで最初に直面する問いが「変動か固定か」です。どちらが得かより、どちらが自分の状況に合うかで判断する方が重要です。

比較項目変動金利固定金利(フラット35等)
現在の金利水準0.5〜1.0%前後1.5〜2.5%前後
金利変動リスクあり(半年ごとに見直し)なし(完済まで固定)
月々の返済額金利上昇で増加する可能性完済まで変わらない
向いている人繰り上げ返済を積極活用できる人・余裕資金がある人収入に不安定要素がある人・将来設計を確実にしたい人

💡 筆者の考え

変動金利と固定金利の選択に「絶対の正解」はありません。「変動でリスクを取りながら繰り上げ返済を積極的にやる」か「固定で安心を買う」かは、性格と家計の余裕次第です。どちらを選んでも後悔しないよう、両方でシミュレーションしてから決めることをおすすめします。

変動・固定それぞれの金利で月々の返済額を比べてみましょう。

🧮この記事の数字を実際に計算してみよう
詳しく計算 →
毎月の返済額84,686
総返済額 3,557万円うち利息 557万円

「借りられる額」と「返せる額」は別物

銀行の審査では年収の7〜8倍まで借りられることが多いですが、これは、審査基準であって、生活に無理のない返済額の基準ではありません

住宅にまつわる出費はローン返済だけではありません。

  • 固定資産税:年間10〜20万円程度(物件による)
  • 修繕費の積立:マンションは管理費・修繕積立金が毎月発生
  • 火災・地震保険:年間数万円
  • リフォーム費用:10〜20年後に数百万円単位

これらを考えると、年間返済額が「手取り年収の25%以下」に収まることが、生活の質を保ちながら返済できる目安になります。

例:年収600万円(手取り約456万円)の場合

項目金額
手取り年収約456万円
年間返済の目安(25%以下)約114万円(月9.5万円)
金利1.0%・35年返済の場合の借入可能額約3,100万円
金利1.5%・35年返済の場合の借入可能額約2,900万円

金利が違うと総返済額はこれだけ変わる

同じ3,000万円を借りた場合、金利によって総返済額は大きく変わります。

借入額金利返済期間月返済額総返済額うち利息
3,000万円0.5%35年約7.8万円約3,271万円約271万円
3,000万円1.0%35年約8.5万円約3,563万円約563万円
3,000万円1.5%35年約9.2万円約3,860万円約860万円
3,000万円2.0%35年約9.9万円約4,169万円約1,169万円

金利が0.5%→2.0%になると、同じ3,000万円の借入で、総返済額が約900万円増えることになります。「今の低金利で計算した返済額で計画を立てていたのに…」とならないよう、複数のシナリオで確認してから借入先を決めましょう。

自分の借入条件で総返済額と利息を計算してみましょう。

🧮この記事の数字を実際に計算してみよう
詳しく計算 →
毎月の返済額84,686
総返済額 3,557万円うち利息 557万円

繰り上げ返済の効果

変動金利を選んだ場合、金利上昇に備えて繰り上げ返済を積極的に行うことが重要です。

⚠️ 繰り上げ返済で注意すること

繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。総返済額の削減効果が大きいのは、期間短縮型です。返済に余裕があれば、繰り上げ返済を積極的に活用しましょう。ただし、手元の生活防衛資金(月収×6ヶ月分)を削ってまで繰り上げ返済するのは危険です。


自分の条件で月々の返済額・総返済額を計算してみましょう。

🧮この記事の数字を実際に計算してみよう
詳しく計算 →
毎月の返済額84,686
総返済額 3,557万円うち利息 557万円

よくある質問

Q. 変動金利と固定金利、どちらを選ぶ人が多いですか?

近年は変動金利を選ぶ人が7〜8割と多数派です。低金利環境が長く続いたことが主な理由です。ただし2024年以降は日本銀行の利上げが始まっており、変動金利の上昇リスクが以前より現実的になっています。自分の返済余力と金利上昇への耐性を冷静に判断することが重要です。

Q. 住宅ローンは何年で返済するのが良いですか?

一般的には20〜35年が多いですが、返済期間が長いほど月々の返済額は少なくなる一方、総返済額(利息)は増えます。返済期間を10年短縮するだけで総利息が数百万円変わることもあります。月々の返済額と総返済額のバランス、および定年退職前に完済できるかどうかを考慮して決めるのがおすすめです。

Q. 頭金はいくら用意するべきですか?

一般的には購入価格の10〜20%を頭金として用意するのが目安とされています。頭金が多いほど借入額が減り、月々の返済額や総利息が下がります。ただし、頭金を出しすぎて手元の現金がなくなると、引越し費用・諸費用・急な出費に対応できなくなります。手元に最低でも生活費6ヶ月分の現金は残しておくことをおすすめします。

Q. フラット35とはどういう制度ですか?

フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提供する、返済期間最長35年の全期間固定金利型住宅ローンです。完済まで金利が変わらないため、将来の返済計画が立てやすいのが特徴です。変動金利より金利は高めですが、金利上昇リスクを完全に排除できます。子育て支援や省エネ住宅向けの金利優遇(フラット35S)もあります。

Google AdSense 広告枠 (レスポンシブ)